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■はるこのときドキ!日記

12月3日 「一万分の一の確率」

前回の日記でご報告しました通り、11月12日の未明、お蔭さまで無事、女の子を出産することができました。決まり文句のように、「母子共に順調です」と繰り返していますが、実は通常の妊婦健診のために訪れた11日の夕方に、着の身着のままで緊急入院となり、翌日予定された帝王切開の時間を急遽変更して未明に行われた手術での出産でありました。

前夜、矢継ぎ早に提出を求められた、数々の承諾・同意書、説明書の一枚には、出血多量に伴う輸血のリスク、合併症のリスク等と並んで、「帝王切開術は、分娩時の手術ですので最悪の場合には1/1万の確率で母体死亡となる危険性もあります」と、確率が明記してありました。その事実を受け入れ、承知した旨署名しなければ、母子の安全を確保するための手術を受けることはできません。病院としては、実直に対応して頂いた上での率直なデーター共有だったと認識しています。

しかし、この時点でたとえ確率が一万人に一人であったとしても、自分がその「一」になった場合は、確率は自分の人生における1分の1、即ち100%を背負うことになります。率直に告白すれば、死ぬのが本当に怖かった―――というのが偽らざる私の思いでした。家族に挨拶もせずに、「一万分の一」の確率を背負い、事によっては、そのまま逝ってしまうという事態を、心の底から怖れました。

緊急的なリスク回避を前に、妊婦の私は「まな板の上の鯉」の心境になっていかねばと自らに冷静さを求めましたが、やはり覚悟がつきません。「一万分の一」の確率に向き合い、「せめて家族の一人に一目だけでも」と執念(!?)で交渉して、手術開始を少し遅らせてもらい、1時間かかって到着した夫の顔を一目見てから手術室に入ることで、やっと「緊急、想定外」が続いた現状を受け入れるだけの心構えが整いました。

国政で議席をお預かりする議会人には、当然のことながら、多くの情報が寄せられます。各種経済統計、特定の事象が起こる確率、法改正で影響を受ける人の数・割合、予算削減や定数・人口減で閉鎖される公的施設の数、原因不明で治療のメドが付かずに生涯難病を患っている方々の病名別人数、救出を待っている邦人や行方不明者の数・・・その数をなす数値の一つ一つに、生身の人間の暮らしがあり、事態と向き合う苦悩があり、それを案じる親や子や親族があり、様々な葛藤の往来があることを、肝に銘じずにはいられない、わが出産でありました。

政治家が職務上向き合う数値を、単に机上の統計として認識することなく、人々の人生に敬意を払い、その幸せを願って意思決定する政治家でありたいと心から感じさせられた経験でした。

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