はるこのときドキ!日記


平成24年7月20日 愛する家族に遺す価値・・・「ママのリスト」

翻訳家としてご活躍中の鹿田昌美さんから、丁寧なお手紙と共に、鹿田さんが翻訳なさったご本「ママのリスト」を贈って頂きました。

「ママのリスト」St.ジョン・グリーン著・鹿田昌美(翻訳)(イーストプレス社)


妻をがんで亡くされたイギリス人男性が、幼い二人の息子と家族の絆について語るドキュメンタリーです。幼少時に生存率の低い胃がんに侵された長男は、家族の深い愛に支えられ、奇跡的に病を克服します。しかし、その矢先、妻の乳がんが発覚。前向きな闘病も功を奏さず、妻は天国に召されます。後には、死に直面する葛藤の中、妻が家族に実践してもらいたいと願って記した、77項目のリストが遺されました。妻の逝去により大きな喪失感に沈む夫、二人の父親でもあるシンジが、リストを1つ1つ実践することで立ち直り、遺された家族の人生を変えていきます。愛する妻が遺したリストが、人生の軸として、家族を守っていたのです。

実話だからこその圧倒的な現実感と、次から次へと降りかかる試練、妻がこの世に遺していく夫と息子たちを想う深い愛は、イギリスを始め、各国で共感を呼んでいます。
(この話は、7月12日(木)夜8時のフジTV系列「アンビリーバボー」でも紹介されました)
実は昨年、議会人として、乳がんに侵された30代の方を懸命に応援し、涙ながらにお別れをしました。その方も、幼い子供を遺され、ご主人は最後を看取るまで奥様の病状回復に向けて強い意志を貫き通されました。家族が揃って過ごす時間は、思った以上に限られているとつくづく感じます。天国に旅立つとき、遺す家族に何ができるのか、深く考えさせられる一冊です。
鹿田さんの翻訳は実に丁寧で、彼女自身の人生経験の豊かさがみずみずしい文章になっていると感じずにいられませんでした。

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