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京都新聞 2004年(平成16年) 1月10日土曜日
ママさん議員の子育て奮闘 国会在職中に出産3人目  男社会、無理解も多く 支援の仕組みを切望

女性の国会議員が増えるなかで、在職中に出産した3人目の「ママさん議員」が誕生した。昨年11月に女児を出産した有村治子参院議員(33)=自民党比例、滋賀県愛知川町出身=だ。男社会の慣習が根強く残る国会で、現職議員が出産に踏み切るには、まだ課題も多い。男女共同参画社会基本法を成立させた国会自身が、議員の出産や子育てに寛容な仕組みを保証できるのだろうか。(東京支社・長尾康行)
「生まれてくれてありがとう。あなたに会えてうれしい。その言葉しか思い浮かばない」。有村議員は今も初産の感激がさめない。「命を見届ける大変さを実感します。地に足のついた生活感を大事にしたい」と話す。
現職国会議員の出産としては、2000年6月の橋本聖子参院議員(39)=自民党=、01年9月の水島広子衆院議員(35)=民主党=に次ぐ。しかし、橋本議員の出産までは、国会議員に「産休制度」もなかった。現職議員の出産は想定すらされていなかったのだ。
国会議員の出産に理解を示さない人は、議員周辺でさえ多い。水島議員は身重の体で地元の選挙応援に入った際、ある支持者から「大切な時に妊娠なんて。計画出産はできなかったのか」と非難されたという。
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