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山口新聞 2001年12月20日朝刊掲載記事
永田町見聞録
議員の勉強ぶりは意外
国民の言葉を政権政党にA自民・有村治子氏

▼ 初めての国会を振り返ると。
「米中枢同時テロは、世界の中で日本がどうあるべきかという議論をするきっかけとなった。(テロ対策特別措置法などの対応は)日本にしてはスピードが速かったと思う」
「参院文教科学委員会に所属し、そこでの議論を通じて、日本が国際競争力をつけていくための戦略ができていないことが分かった。今回は、質問の機会が回ってこなかったので、次期通常国会ではデビューさせていただきたい」

▼ 政治の世界の印象は。
「一番意外だったのは、国会議員は思ったより勉強しているということ。自民党は人数が多いから(就ける)ポストは限られ、勉強しないとポストを狙えない。競争原理が思ったより機能していてありがたい」

▼ 小泉純一郎首相の改革路線をどう評価するか。
「国民の多くが政治に興味を持つきっかけをつくったことは、非常に評価できる。まずビジョンをバーンと掲げて歩み寄っていく手法は、交渉術としては上手だ。リスクもあるが、それも受け止めて自分の言葉に責任を持つのは、リーダーの一人として尊敬できるし、時代に合っている」

▼ 「抵抗勢力」をどう思うか。
「善か悪かという対立は信じていない。マスコミで抵抗勢力と言われている人たちが、将来の日本を見据えた議論をしているのを党の部会で知って、健全な民主主義は機能していると勇気を与えられた。そういう人たちに抵抗勢力というレッテルを張っていいのか疑問だ」

▼ 与党による法案の事前審査廃止や、党議拘束廃止の疑問をどう考えるか。
「党の部会を通せばよりいいものができるという実績を示さないといけない。まじめな熱い議論をできるような機能を強めるのが先だ。党議拘束は『党がこう言うから』で逃げられるから、ある意味でありがたい。外すと『あなたはどうなの』と問い詰められる。実体験が少ないから、是非については迷っている」

▼ どんな政治を目指すか。
「国民の九割九分は、毎日髪を振り乱して一生懸命生きている人たちだ。経済的、組織的アドバンテージ(利点)のない私が『一般生活者候補』として立候補し、選んでいただいたわけだから、その人たちの言葉、実感を政権政党に届けたい」
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