学生インターンの受入


2004夏 インターンレポート
青山学院大学に在学中 稲田麻美さんのインターン体験記


◆大学2年生の自己紹介

はじめまして!この夏から秋にかけて、インターン生として有村治子事務所の一員に加わった、青山学院大学2年の稲田麻美です。インターン生の視点から、フレッシュな体験談を皆様にお届けします。
まず、議員に初めてお会いしたときは、その絶やさぬ笑顔と説得力のある言葉に圧倒されてしまいました。議員のスケジュールは常に分刻みで、本人が参議院会館の事務所に居る間は、入れ替わりいらっしゃるお客様との合間の時間で、それぞれのスタッフが幾多の懸案を議員と打ち合わせするため、議員の時間は本当に「取り合い」なんです。そんな忙しい中でも、有村議員はインターンシップを非常に大切に考えてくださっていて、私との対話の場を毎回必ず設けてくれます。教育問題に熱心な議員ならではでしょうか…感謝です。
「美しい日本語と使える英語の普及」を目指す議員は、自身も常に言葉を選んで、的確に表現することに努められています。そんな姿勢から学ぶことは数多くありました。時々、新聞や雑誌のスクラップを作るのですが、たとえ一枚の記事の切り抜きでも、文字の太さや配列、コピーの濃度など、読み手に対する工夫は尽きません。「いかにして多くの人に読んでもらえるように作るか」という一歩進んだ目的を意識することを、教えていただきました。現場の真剣さを感じながらのインターンシップは、貴重な体験となりそうです。

◆議員事務所で研修をする動機

国際政治経済学部に所属し、様々な国際関係を学ぶ中で、まず自分の国の政治にも、目を向けてみるべきではないかと思うようになりました。私を含め、なぜ国内の政治に対して関心の薄い若年層が多いのか、なぜまだまだお上意識の強い日本国民が多いのか…といった思いを抱いて、まずは自分の目で見てみようと、なかば体当たり的に参加することとなりました。恥ずかしいほど何も知らない私でしたが、大学生に与えられた特権ともいえるインターンシップの機会を逃がすまいと、チャレンジ精神でいざ参議院会館へ・・・
インターン期間中、秘書の方々のご指導のもと、私もデスクワークを続けていましたが、事務所ではひっきりなしに電話が鳴り、次々にお客様がいらっしゃいます。秘書の方はトイレに行く暇もない程、いつも事務所は大忙し
…そんな現状を目の当たりにして、国会議員、また議員を支えるスタッフにとって、人とのつながりがいかに重要であるかを感じました。秘書暦30年のベテランである公設秘書の方はその顔の広さで業務をスムーズに成し得ている面があるなぁ…と痛感。
[ 写真: 森山眞弓 前法務大臣の写真展に、有村議員とともに伺いました。]

◆国会図書館の活用

この夏、議員は台湾駐日代表からのリクエストを受けて、台湾に出張することになりました。そこで私に課せられたのが、議員に台湾についての情報を提供することです。資料を集めるべく、国立国会図書館に行ってみると、議会関係者だけでなく、一般の利用者の方が思った以上に多く、気軽に立ち寄れる雰囲気のあるところでした。図書館は、地上もさることながら、地下8階にまでも及んでいて、多量の資料が保存されています。それでも、日々増え続ける出版物に、いずれは蔵書スペースが追いつかなくなってしまうのだとか・・・。
国会図書館には、議員の議会・立法活動を支援する一環として、レファレンス課という部署があり、特定の懸案について調査依頼をかけると、数日程度で関連記事などを検索・準備してくれるシステムがあります。私も事務所の補佐として、この機能を利用させてもらいました。
様々な資料を集めるうちに、「良い情報を得るにはコツがいる」ということを痛感しました。良い質問を投げかけないと、適切な答えは返ってきません。「良い質問」とは、たとえ唯一の正解答がなくとも、本質的な情報を短時間でつかめるような「効果的な質問」と言えるのではないでしょうか。有村議員は「良い質問」となる問いかけや、問題提起をする質問を常に考えているようで、慎重に練られた議員からの質問に、私はすぐにうならされてしまいました。

◆外務省のレクと、マスコミを通さない国会答弁を見て

国会議員は、自分の知りたい情報集めの手段の一つとして、各省庁のエキスパートにレクチャーを要請することができます。この種の打合せは、通常「レク」と略称で呼ばれていて、それぞれの議員事務所が省庁に依頼をかける場合と、各省庁からの面会依頼に基づき、議員の時間を確保する場合があり、特に与党議員には、レクが頻繁に設定されるようです。
今回は、有村議員のこの夏の台湾訪問に際して、事務所から外務省に、台湾についてのレクをお願いしました。アジア太平洋局中国課の主席事務官の方が来館され、およそ一時間にわたり、台湾に関する説明をしてくださいました。様々な分野に及ぶ台湾関係の要点を、短い時間の中でテキパキと伝えていく技術に感激してしまいました。実社会で活躍する人の姿を目の当たりにし、良い刺激になりました。
日々マスコミによって伝えられる、国会や議員に関するニュースは、しばしば否定的な面があります。もちろん、そのような面があるのは確かで、改善点を見つめることは重要ですが、必ずしもそれだけではないようです。インターン期間中、私が一番、自分の視点を変えさせられたのは、「イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会」を、傍聴させていただいた時でした。有村議員が所属している委員会の一つです。
この委員会では主に石破茂防衛庁長官と川口順子外務大臣が答弁されていて、与野党を問わず、議員たちから出される厳しい質問に、冷静に答える姿に、今までとは異なる印象を受けました。普段マスコミから伝わってくる批判的側面に加えて、こんな風に現場の雰囲気から学び取れるのが、インターンの醍醐味だな…と思います。

◆永田町の建物について

インターン期間中、私がほとんどの時間を過ごしたのが、参議院議員会館です。約2ヶ月間、週2〜3回のペースで事務所に通い、インターンとしての経験を重ねましたが、実際事務所に詰めてみると、各議員に与えられた一室はあまり広いとはいえません。
議員室と秘書室がドアで仕切られていますが、それぞれのデスクとたくさんの資料で部屋はいっぱいです。それでも各部屋によって、個性が発揮されていました…有村事務所はシンプル(!?)です。建物内には食堂・喫茶室・売店・クリーニング店・銀行などが入っていて、地下の通路は国会議事堂、衆議院議員会館へと、迷路のごとくつながっています。
いつも居る参議院会館を出て、国会議事堂内に入ることも、インターン期間中に何度かあったのですが、想像以上に、歴史を感じる建物でした。衆議院と参議院が左右対称に造られていて、赤じゅうたんや、豪華なエレベーターに感激している間に迷子…なんていうこともありました。みなさんさっそうと歩いているように見えますが、実は迷っている人も少なくない、という噂もあるんですよ。まだ内部に入ったことのない方は、ぜひ一度見学されることをお勧めします!

◆研修を終えて

この夏、私が国会議員事務所におけるインターンとして得た経験は、今後社会人になる際にも役立つ有意義な体験であったと思います。有村議員はインターンを非常に大事に考えておられ、超過密スケジュールをこなしながらも、私に対して、真剣に接してくださいました。
理論と実践のバランスを念頭において活動されている有村議員は、インターン生である私にも極力その両面を垣間見ることができるよう、事務所でのデスクワークに加えて、自民党本部での部会・事務所でのレク、議員の講演会などにも私が随行できるよう心がけて下さり、様々な機会を通して、盛りだくさんの経験をさせていただきました。
私が行った議員事務所での研修に限らず、インターンシップは、学生にとって大学内だけに留まっていては、決して学ぶことのできない、実社会での有意義な体験だと思います。受け入れ側と学生、お互いがハッピーになれれば大成功!
今回私がインターンシップに参加するにあたって、貴重な機会を提供してくださった青山学院大学の教授・スタッフの方々、そして熱心に、温かく受け入れてくださった有村議員・秘書の方々に心より感謝しています。ありがとうございました。

一覧へ戻る
#

# # # # #