「国際世論戦に向き合う日本のあるべき姿を求めて」

【動画】この30年間、日韓関係を揺るがす最大懸案の1つであり続けた慰安婦問題について、真実と公正性を探求すべく、国会質問を展開しています。質問では、慰安婦に対するお詫びと反省を表明した河野談話が発出された後、この28年間に起こった国内外の環境変化を明示します。

次に旧日本軍の残虐性を強調する際に使用される「強制連行」「性奴隷」「慰安婦20万人説」についての、日本政府の見解を質しており、官房長官や外務大臣からの重要な答弁を議事録に残しています。

その上で、慰安婦問題についてはただひたすら防戦一方である日本政府に対し、日本の信用や尊厳が不当に毀損されないよう、事実にもとる言われなき印象操作に対しては、あくまで事実に基づく反論を毅然と進めて頂きたいと有村は訴えます。

近年、「日本軍慰安婦被害者問題は世界で類を見ない戦時の女性の人権蹂躙」だと断罪している韓国政府の主張が、果たして歴史の公正さに照らして妥当なのかどうか、「戦時における軍人の性の歴史」の一端を紹介し、歴史認識・国際世論戦に対する冷静な問題提起をしています。

以上を論じた上で、戦争など有事に不条理な皺寄せを受けやすい女性、子供の安全や尊厳、人権が真に尊重される国際社会に向けて、日本が積極的な貢献をすべきだと主張し、質問を結んでいます。安倍内閣で初代女性活躍担当大臣を担った有村の、矜持でもあります。

動画冒頭、質問作成の意図や背景情報を有村が語っていますが、質問をすぐにご覧頂く場合は4:21から、約30分間の質疑をご覧頂けます。 参議院決算委員会質問(令和3年5月31日)