戦没者ご遺族に心添わせて

戦没者の遺家族で構成される日本遺族政治連盟より、来年夏の参議院選挙に向けて推薦状を頂きました。戦没者遺児でもあられる水落敏栄 連盟理事長(現文部科学副大臣)から、「共に頑張りましょう」と堅い握手をして頂きました。

国難に際し、かけがえのない命を捧げられた御霊とご遺族の尊厳を守ることを、心して大事にしてきた議会人として、戦没者遺族の皆様にその歩みを信頼して頂いたことは、とても有難いことです。

終戦から73年。父親に抱いてもらった記憶がないにもかかわらず、父上の小さく冷たくなった遺骨を抱かねばならなかった全国各地の戦没者遺児の皆さんは、現在平均して77-78歳になられています。

互いに助けあってまっとうに生きていくことこそが、父上をはじめとする英霊への確かな報恩と信じて激動の戦後を生き抜いてこられ、戦争の悲情さと平和の尊さを誰よりも痛感されている方々です。

史実を美化することもなく、卑下することもなく、歴史に謙虚に向き合い、その智恵と教訓を未来の平和につなげていけるよう、これからも靖国神社や全国各地の護国神社での追悼を心をこめて続けます。