「見逃せないダボス会議の戦略性 示そう日本の存在感」
毎年1月中旬頃に開催されている世界経済フォーラム年次総会(通称ダボス会議)。
世界各国の首脳や投資家・実業家・学者等、発信力と影響力を持ったトップリーダーが一堂に会し、国際的な課題について忌憚のない意見交換を行い、国際世論が形成されていきます。
今年(2023年)のダボス会議は、各国から過去最高となる52人の首脳が参加しますが、日本の岸田総理は、通常国会の準備で参加を断念されたと報道されています。
例年、1月から開会される通常国会(=国内事情)を理由に、日本の首相が参加できない事が少なくありません。 経済や政治、安全保障の分野で各国の相互依存が高まる中、日本の国益・安全、発信力を強化する観点からも、事実上、国際世論が形成される重要な場に、日本がしっかりと身を置き、大局観を持って潮流を的確に把握し、日本の国際的プレゼンスを示すことが国益につながると確信します。
日本の存在感を示そう!日本の国内事情によって、自らを、国際会議の「蚊帳の外」に置くのは避けよう! 有村が2018年に、当時の安倍内閣に対して行った国会質問ですが、現在の国際情勢にかなった、むしろ今日的問題提起だと考えます。