「露は信用に足る交渉相手なのか?シベリア抑留の歴史をたどる」参議院予算委員会質問(平成28年10月6日)

日本にとってロシア(旧ソ連)は、外交交渉が非常に困難な国であり続けています。

■戦後の悲願である北方領土返還に向けて、日露交渉を前進させようと努力される安倍内閣 全閣僚を前にして、有村は戦中戦後に両国がたどった歴史を総括し、シベリア抑留について「民俗の記憶として、絶対に風化させるべきではない」と、NHK全国中継がなされる予算委員会で訴えます。
■敗戦後57万人もの日本人が極寒の地に強制連行され、非人道的な扱いを受けながら強制労働に従事させられ、5万人もの日本人が亡くなられた旧ソ連によるシベリア抑留が、当事の国際法(ハーグ陸戦法規等)にも違反した、甚大な人権侵害であり、外交公式文書によるロシアからの謝罪は、現在もなお、なされていない事実を指摘します。
■ロシアや旧ソ連から幾度となく「煮え湯」を呑まされてきた日本の歴史を振り返り、「そもそもロシアは、本当に信用に足る交渉相手なのか?」と慎重に問いかけ、一連の交渉が一筋縄ではいかない背景を共有しながら、日露交渉に当たる安倍内閣がロシアに対して交渉の幅を持てるよう、質問を展開しています。