「二重国籍問題と国益・国家機密」【後編】参議院予算委員会質問(平成28年10月6日)
「国籍と国益」「国家機密と安全保障」を真摯に論じ続ける
国政の中枢で働く政治家や公務員が、重国籍である場合に生じる問題点を具体的に明らかにし、国家を軸として動く外交防衛、国家機密が狙われる安全保障環境の中で、「日本の安全・国民の安心をいかに守るか」という命題について、国民的議論を喚起し、世論基盤の醸成に努めています。
そもそも有村が、NHK全国中継がなされる国会質問で、二重国籍問題を取り上げたきっかけは、総理の座をも狙う野党第一党(民進党)トップの二重国籍が問題になった当時、「政治家の国籍にはこだわらない、二重国籍でも問題ではない」と言う意見が過半数を越える世論調査が相次いだことに、危機感を抱いたからです。
「国籍とはそんな軽いものではないはず。日本を取り巻く内外の厳しい現実の一端を、国民の皆さんに何とかしてお伝えしたい」と考え、警鐘を鳴らしています。 内閣総理大臣・官房長官はじめ全閣僚を前にして、二重国籍問題を取り上げてから4年が経ちました。「国籍と国益」、「国家機密と安全保障」というテーマは、現在のコロナ禍における米中両国による緊張や、技術・情報窃取問題、「静かなる侵略」への攻防を考える上でも基盤となる、むしろ今日的課題だと認識しています。
参議院議員 比例代表(全国区)選出 有村治子